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”昨日まで違ったのに、いきなり私お母さんになっちゃった。しかも2人の...”
出産してまず感じたのが、この戸惑いの気持ち。双子を産んだら母としての自覚がでてくるだろうと思っていた妊娠期。でも出産後、右も左も分からない中で周りにはいきなり”お母さん”と呼ばれ認識されることに私はとても違和感がありました。
初産で分からないのは当然なのに、おむつ替えひとつちゃんとできない自分に、うまく授乳ができない自分に、”お母さんなのに・・・”とさらに負荷をかけてしまうことも。
双子が5歳になった今だから思うことは、”時間をかけてゆっくりゆっくりお母さんになっていくんだ。そして、それでいいんだ”ということ。
初産で双子を出産し1番強く思ったことは、「こんなにも一息つく間もないなんて!」1人の授乳やおむつ替えなどをやっと終えたと思ったら、寝ていたもうひとりが泣き出し、てんやわんや。
ひとりを抱っこしながらもうひとりをスイングで揺らしてあやす。自分の食事やトイレもままならないなんて!
赤ちゃんたちの泣き声が想像以上に大きく「早くやらなきゃ!」と追い立てられるような気持ちになることも。もちろん私の睡眠時間はほぼなく、抱っこしたままうたたねで朝を迎えることが日常。
実母にサポートしてもらっていたのですが睡眠不足で共倒れしそうだったので、時間を決めてお互いの睡眠時間は短くても確保するなどの対応ができたら良かったなと思います。
出産後のホルモンバランスからくるといわれる「ガルガル期」。妊娠中から言葉は知っていましたが、実際にどんな状態なのか想像できませんでした。
出産後最初に感じたのが、自分以外が双子を抱っこしていることが妙に悲しくなってしまう「私の赤ちゃんなのに・・・」という気持ち。
なぜこんな風に感じるのか自分で理解ができずまた悲しくなるという悪循環に。長期入院で体力が落ちている中での育児スタートだったので気持ちに体がついていかず、周りに感情的になってしまうことも。
妊娠中から、支えてくれる家族に出産後のママの体と気持ちに起こりうる状態を伝えられたら、周りの受け止め方も変わってくるかなと振り返って思います。