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育休期間中は3人を見ることにとにかく必死で、ほとんど記憶がないです。仕事のことも、頭の隅っこにある程度でした。ただ、このまま自分の時間を持てずに、三つ子の育児に忙殺され続ける日々が何年も続くのはしんどいと感じていました。なので、自分の時間を作るためにも、まずは子どもたちを保育園に入れたいと思いました。復職も、子どもたちを保育園に入れてからがスタートだと考えていましたね。
また、思っていたよりも仕事を早く休むことになり、会社に迷惑をかけてしまったと感じていたからこそ、このままフェードアウトするのは嫌だなという気持ちもありました。3人の育児で大変だから仕事をやめなくてはいけないとも思われたくなかったので、会社にも「戻ってきますから」と伝えていました。
しかし、いざ3人が一緒に入れる保育園を見つけようとすると、それは本当に大変で、何度も地域の自治体の子ども支援課に相談しに行きました。3人が別々になってしまう可能性もあるとも言われたのですが、そうなった場合にどれだけ大変か、意見書を書いて説得。ここでは話しきれないほどの苦労がありましたが、最終的に、家から徒歩で通えるところに、なんとか3人で一緒に入れてもらえることになりました。
保育園が決まってからは、思いつく限りの準備をして仕事の復帰に備えましたね。子どもが小さい時は病気をすることもよくあると思いますが、その度に私が迎えに行くと仕事が続きません。そこで、近くに住む実家の両親に、子どもが熱を出したら、その時はお迎えに行ってもらえないかとあらかじめお願いしていました。また、病児保育も家から行けるところは全て登録しました。他にも少し敷居が高く感じましたが、ベビーシッターを使える準備もしていましたね。
夫婦間では、復帰前に何のために仕事をするかを話し合っていました。この先どんな暮らしをしていきたいか、どれくらい子どものためにお金を使えるかなどを考え、お金のシミュレーションもしていました。将来子どもたちのために、習い事をさせてあげたいし、希望する進路のためにはお金を出してあげたいねと話していました。
夫婦でしっかりと方向性を合わせることで、お互いがどれくらい働けば良いのか明確になり、より協力し合える関係になりました。いつ辞めても良いと思いながら仕事をしていると、どちらかに負担がかかってしまいます。また、何のために働いているかをわかっているといないのとでは、働く時の気持ちは大きく変わりますね。
そういう意味でも、夫婦でやりたいことを考える時間は大事でした。我が家では、いつか三つ子を連れて海外旅行にも行きたいねとも話をしています。