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退職後はワンオペ育児 となり、本当に大変でした。毎日を生きることに精一杯という感じですね。双子が生まれてから上の子の赤ちゃん返りもひどくなって、家では家事や育児が進まず、自分の時間を持つ余裕は全くありませんでした。その時に支えになったのが、地域の子育て広場や双子サークルです。そこに行くと、双子や上の子の相手をしてくれる人がいたので、私はようやくゆっくりと座ることができました。
双子サークルでは友達もでき、その方の紹介で就労体験を始めることに。ちょうど幼稚園も落ち着いてきて、働くための環境が整ってきたタイミングでした。就労体験ではオンラインでデザインツールの講座を受けながら、チラシの作成を担当 。基本的にはオンラインで完結するので、通勤の必要がなく、幼稚園の時間内で働けるのでとても良かったです。また、今までデザインの経験はありませんでしたが、仕事の幅を広げたいという思いもあり就労体験を始めました。
私はネットで調べることが得意ではないし、オンラインで就労体験をすることにも初めは不安を感じていました。しかし、困った時はすぐに友達に相談することができたので、安心感がありました。友達がいなければ就労体験を始めることもなかったと思うので、私にとって双子サークルで出会えた友達はとても大事な存在です。
初めて挑戦するデザインの分野で、新しいツールを使うことは楽しかったです。一方で、デザインの分野は私に向いているとは思えなかったし、本格的にこの仕事をするなら、よっぽど頑張らないといけないんだろうなと難しさも感じました。
しかし就労体験を通じて、世の中には色々な仕事があると知ることができたのは大きな収穫でした。地域の就職相談会に行くだけでは、こんなにたくさんの選択肢があることを想像できなかったと思います。今は目の前のことに一杯一杯ですが、子どもたちが大きくなって、好きな仕事ができるようになった時のために、次の転職で活かせるスキルを身につけられたらいいなと思います。