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私は中小企業メーカーに勤務する、フルタイムのワーママです。仕事では語学を扱う海外関係の業務を担当しています。平日の出社日は朝7時に家を出て、職場までは1時間半かけて電車で通勤し、17時半の定時に仕事を終えて19時に帰宅します。小学生の子どもたちは学校が終わると直接家に帰ってきます。私が帰るまで母と一緒に、習い事に行くなどしながら、時間を過ごしていますね。
うちでは基本的に家事は私がやっていて、母には日常的な育児全般を手伝ってもらっています。母は出産前から一緒に暮らして、元保育士だったということもあり、子どもの相手が上手で助かっています。
私の場合、妊娠中の準備は何もできていなかったです。プレママ教室などの多胎コミュニティへの参加はもちろん、何がどこにあるのかの情報にリーチすることができませんでした。それは多胎妊娠/出産を甘く見ていた訳ではなく、ただ大変さをわかっていなくて、生まれたら何とかなると思っていたんですよね。また、日々体調を管理しながら働くことに精一杯で、正直そこまでは気が回らなかったということもあります。
今思うと、多胎のコミュニティに参加できていれば、その後の育児も違っていたのかなって思います。どういう状況になるかを知っていると、心の準備や何かしらの準備はできたんだろうなって。最近になってから知った情報もたくさんあって、例えば多胎児の成長曲線のお話、ふたご特有のわちゃわちゃのお話など「これ知らなかったから大変だったのか」って思うこともあります。
妊娠中、いつもお腹の子どもが心配で、ドキドキしながら電車で通勤していました。妊娠半年が経った頃にはお腹も大きくなっていたので、なるべく座れる電車を探すようにはしていましたが、座れないこともあり...1時間半の通勤はしんどかったです。なので妊娠半年以降は行きは旦那に職場まで車で送ってもらうことで、リスクを避けるようにしていました。
ようやく通勤の不安から解放されたのは、出産の2ヶ月前でした。私のポジション的に仕事はまだ休むことができない、けれど通勤するにはどうしても限界を感じていたので、在宅勤務にさせてほしいとお願いしたところ、特別に許可をもらうことができました。在宅勤務の状態で、出産の3週間前まで仕事を続け、そこからようやく産休に入りました。
出産の直前まで働いていたのは、私のポジション的な影響がありました。普通に産休/育休を取れている方もいらっしゃったので、会社として取りにくいわけではなかったです。ただ私の場合は語学を扱う海外業務を担当しており、社内で代替要員が見つからなかったことが、産休/育休を取りにくい理由でした。加えて私の妊娠/出産を向かえた時期、ちょうど会社の業績が悪く、派遣社員といった追加人員を確保できないことも重なり、タイミングが悪かったことも影響していたと思います。
実は妊娠を会社に報告した段階で、会社からは出産後もなるべく早く復帰してほしいと要請もありました。私は産後も仕事を続けるつもりでいたので、話をスムーズに進めるためには、早めの復帰はしょうがないと受け入れることにしました。そこには周りへの配慮だったり、復帰するならここで揉めたくないなという思いもありました。本音はもう少しゆっくりと産休/育休を取れたら良かったなって思います。
あまり知られていないようですが公的な制度として、育休を取りながらパートタイム勤務できる制度があります。私も制度を利用して双子が生後2ヶ月の時から、週1程度、パートタイム勤務で仕事を再開しました。
双子が生後5ヶ月の時には、30分退社を早めた時短勤務で育休から復帰しました。しかし、時短勤務になったからといって、仕事の量が変わることはなかったです。短くなった時間の中で同じ仕事量を担当するため、フルタイム勤務をするよりも忙しくなっていました。それなのに給料だけが減る状況に不満を感じていたので、育児が大変な時期が続いていたものの、双子が2歳2ヶ月になってからはフルタイム勤務にしました。
正直、復帰後の仕事と育児の両立はすごく大変だったけど、やめようと思ったことは今までないです。もともと仕事が好きだったこともあるし、今の仕事内容や年収は、一度やめると絶対もう取れない待遇だったということも理由の一つです。だからいつもどうすれば両立できるかを考えていました。