Powered byつなげる
|
双子妊娠がわかった時は、かなり焦りましたね。どちらの両親も遠方なので「身内のサポートがない中で、子育てができるのかな」と不安になりました。
私は、妊娠初期からつわりがとてもひどかったんです。つわりで飲んだり食べたりができなくて脱水になってしまい、2回入院をしました。かなり辛かったのですが、何とか乗り越えて、37週で出産しました。
産後3カ月頃まで里帰りをしました。両親は働いていたので、育児は私がしていましたが、食事の支度や洗濯などの家事をしてもらえて助かりましたね。里帰りを終えて自宅に戻ってからは、ワンオペ育児がスタート。2人同時に泣かれた時には、とても焦りました。よく泣く子たちだったので「どうしたらいいんだろう」と思い、なるべく泣かれないように色々と試しました。
日課にしていたのは、なるべく外で過ごすことです。朝7時半の夫の出社に合わせて、双子をベビーカーに乗せて一緒に出かけていました。駅で夫を見送り、そのまましばらく電車を見せていました。子どもたちは、人や電車が絶えず動いていて風景が変わるのを飽きずに見ていましたね。電車を見ながら朝食のおにぎりを食べて、その後は公園で遊ぶという流れが毎日のルーティーン。
泣かれると私の気持ちが辛くなるので、なるべく泣かれない方法を考えていましたね。
生後5カ月頃、週2回ほど育児支援ヘルパーさん(以下、ヘルパーさん)に来てもらうことにしました。最初は保育園などでの一時預かりなどを考えていましたが、双子が私から離れられないタイプだったんです。なので、家に来てもらうサポートを選びました。
ヘルパーさんには、家で遊んでもらったり、買い物に一緒に行ってもらったりしていました。遊ぶことが上手な方で、子どもたちはとても喜んでいましたね。私は、当時、子どもたちとの距離が欲しくてたまらなかったんです。ヘルパーさんが双子の相手をしてくれている間は、ひとりで家事をする時間をもつことができたので、精神的に安定しました。
ヘルパーさんには、双子が3歳くらいになるまでサポートしてもらったのですが、一緒に子どもを見てくれる人がいるということにとても救われましたね。それまでは「双子ちゃん、かわいいね」と声をかけてもらっても、「かわいいかな…?」と思う自分がいたんです。多分大変過ぎてそう思ったのかな…。心に余裕がないと「かわいい」と思えなくなる気がします。ヘルパーさんは私にとって、とても強い味方でした。