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市役所の方に温かい対応をしてもらえたことで勇気をもらい、その勢いで自宅マンションのお隣さんのところを訪ねました。お隣さんとは元々挨拶をする程度だったのですが、精神的にギリギリだったのですぐに誰かに手伝ってほしくて、半分泣きながら玄関のチャイムを鳴らしました。
その方は私の母と同年代の女性でした。私が「すみません、育児を手伝ってほしいです…」と伝えると、「いいよいいよ」ってとても温かく受け入れてくれました。その後、本当のおばあちゃんのように双子をお世話してくれて、すごく助けられました。
ミルクをあげてくれたり、お風呂あがりのサポートをしてくれたり、私の母がやってくれていたようなことをしてくれました。本当に育児のサポーターでしたね。
あと、私が育児で悩んだ時は「何でだろうねぇ」って、一緒に悩んでくれたり共感してくれたりして、気持ちの共有ができて精神的にもとても支えてもらいました。
市役所の方が紹介してくれて、ファミリーサポート(通称:ファミサポ)の利用を始めました。ファミサポの方に週3日来てもらって、お隣りのおばあちゃんも週3日来てくれていました。夫の仕事が休みの日以外は誰かが来てくれる体制になりました。それができるようになったのは双子が生後9カ月くらいの頃ですね。
このサポート体制を作るまでには、とても苦しんで時間もかかってしまったので、妊娠中や里帰り中にサポート情報を知れたら良かったと強く思います。
母子健康手帳をもらった時に「双子は大変ですよ」と言われましたが、具体的に何がどう大変なのか、その大変さはどんなサポートがあれば軽減できるのかなどもっと実用的なことが知りたかったですね。
早い段階で適切なサポート情報を知っておければ、あんなに無理をしなくて良かったなとか、ひとりで抱え込まなくて良かったなと感じます。全部自分ひとりで背負ってしまっていたなと思います。
人を頼ることが大事だと思います。ワンオペ育児の時間が長くなりそうなら、早めに情報を集めて家族以外の人手を増やすことが大事ですね。子どもが急に病気になることもあるし、こじらせて入院することなどもあるので、その時に「頼れる人がいる」と思うと心の余裕が生まれると思います。