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里帰りを終えて自宅に戻ってからは、日中は完全に1人での育児がスタートしました。実家は一軒家でしたが、自宅はアパートです。壁も薄くて部屋も狭いし泣き声も2人が泣いたら響くので、近隣へ迷惑をかけていないかが気になりました。早く泣き止ませなくちゃと思っていました。
私が焦ると余計に泣き止まなかったこともありましたね。当時は双子に泣かれるのがすごく辛くて、大変でもとりあえず外に出ようと思って散歩に出かけていました。
家に双子と3人でいるのが辛くて散歩に出かけた時に、通りすがりのおばあちゃんに声をかけてもらいました。最初は「かわいいね」みたいな普通の会話だったんですが、一度別れた後におばあちゃんが後ろから追いかけてくれたんです。そして、「あなた頼れる人はいるの?」って聞いてくれて…。
おばあちゃんが「私は子どものお世話は難しいけど、買い物とかすることはできるから!」って言って、連絡先を渡してくれたんです。私、その時、その場で号泣しちゃって。そこまでされてやっと、人を頼ろうって思えました。その後実際に連絡をして、私の体調が悪い時に買い物をしてきてもらったり、家に来てもらって双子を見てもらっている間に掃除をしたり。話し相手にもなってもらって、それがすごく支えになりました。
そのおばあちゃんは秋になると「焼き芋できたよー」って届けてくれるんです。双子が赤ちゃんの時はまだ焼き芋が食べられなかったから私が食べたんですけど、去年の秋だったかな?双子がおばあちゃんの焼き芋を食べているのを見てすごく感動しましたね。
1人で頑張らずにちゃんと頼ってほしい、ということを伝えたいですね。なかなか難しいと思うけど、頼ることが結局子どもたちのためにもなるって私は実感していて。助けてって言ったりしんどいよって声をあげたりすることってなかなかできないけど、声をだすことによって他のママのためになることや周りのためになることもあると思うのでたくさん声をあげてほしいなって思います。