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双子の妊娠が分かった時、夫は喜んでいて私もそれを見て嬉しくなりました。初産だったので、妊娠中は私も夫も出産後のイメージがなかなかできず、産後の生活の話はあまりしていなかったですね。いざ育児がスタートすると余裕がなくなって、イライラしてしまうこともありました。夫にも手伝って欲しかったけど、仕事も忙しかったし、夫自身も最初は育児をどうサポートしたら良いのか分からない感じでしたね。
でも、私が育児に奮闘している姿を間近で見たり、私の気持ちを夫に伝わるように工夫しながら話したりしていく中で、協力してくれるようになりました。赤ちゃんの時から、夫は寝かしつけとお風呂を担当。5歳になった今でも一緒にお風呂に入っていて、双子はパパが大好きです。
お互いの気持ちがすれ違い、夫とケンカをすることもありました。でも徐々に「イライラした気持ちをぶつけるだけでは、何も伝わらないんだ」と気付きましたね。それがわかってから、夫への伝え方を変えたんです。まずは、やって欲しいことをふんわりではなく具体的に伝えるようにしました。あとは、視覚的にわかりやすくなるように工夫しましたね。
例えば、ミルクは缶ミルクではなく、スティックタイプやキューブタイプのものに変えました。缶ミルクよりコストはかかりましたが、スプーンで何杯も測る缶ミルクよりも夫がスムーズに作れると思ったからです。
また、子どもの塗り薬には、夫がぱっと見ただけで分かるようにペンで体の部位を大きく書くようにしました。何をやればいいのかが具体的に分かると夫は動いてくれましたね。
最初は「私が言葉にしなくてもわかってほしい」「色々なことを言ってもどうせわかってもらえないだろうな」と思って勝手にイライラしていました。でも、ちゃんと伝わるように工夫をすれば、夫もやってくれるんだということを実感できたので、それからは自分の中だけでためずに伝えることを大事にしています。
我が家で大切にしていることは、何でも話せるような空気を作ること。双子が大きくなっていく過程で色々なことがあると思います。その時に、家族には心を開いて話して欲しい。だから「幼稚園であったこととか何でも話してね」といつも双子には伝えています。