webマガジンMAGAZINE

【私と家族の向き合い方 vol.2】育児の嬉しいことも 悲しいことも、一緒に感じたい

40e9d30fd66d6e3483e351642b2221aa-1668643360.jpg
blank_1200x80.png
■今回の記事は…

家族との助け合いが大切な多胎育児。しかし、核家族化も進む中、ママの負担が大きくなってしまっているご家庭も多いのではないでしょうか?今回は、関東にお住まいのふたご(現在3歳)の男の子のママさんにインタビュー。子どもたちの成長に伴って変化した、”パパとの関係性や関わり方”について語っていただきました。

夫とのすれ違いが多かった赤ちゃん時期

夫は早朝から仕事に出て、帰りも遅いので、里帰りから自宅に戻った生後4カ月頃からはずっとワンオペ育児をしていました。自宅での育児がスタートした時は、夫の仕事が大変な時で、私も育児でいっぱいいっぱいで常にお互いがイライラしていました。

歩み寄る余裕がなくて、優しくなれなくて、ぎくしゃくしていましたね。「私はこんなに毎日一生懸命頑張っているのに、何で分かってくれないの!?」と当時は思っていて、夫はいつも私の機嫌を気にして、静かに帰ってきていました。

637a34be667a2eba5826069fbce7b271-1668520340.jpg

夫に頼りたいけど頼り方がわからない

双子が赤ちゃんの頃は、夫に対して「どうして何もしないの!?」と思っていました。今思えば、赤ちゃんの頃は泣いても何も伝えているのか分からないし、夫もどう対応したらいいのか分からなかったのだろうと思います。でも、その時は私も余裕がなかったので、頼りたいのにうまい頼り方が分からずお願いができなくて…。自分でどんどん抱え込んで、夫との心の距離ができてしまった感じがしました。

当時を振り返ると、「もっとこうして欲しい」って具体的に伝えれば良かったなと思います。例えば「お風呂を洗って欲しい」とか「食器を洗って欲しい」とか。それを言葉にしないで、「こんなに食器たまってるでしょ、分かってよ!」という空気だけで伝えてしまっていたんですよね。だから私は、ただただいつも機嫌が悪いだけに見えていたと思います。

今なら、「今日は双子が騒いでいて食器を洗えなかったら洗っておいて」などと言えるます。分かりやすく、具体的に伝えれば夫はやってくれるので、そういうコミュニケーションの取り方をしていれば違っただろうなと思いますね。

dc6071bdbe037d4b96a26b3985d50175-1668520469.jpg

ふたごが2歳になり夫に変化が

双子が2歳になり、言葉も話せるようになってきたことで、夫がこれまでよりも育児に関わるようになったんです。何となくではあるけれど、夫が子どもたちとコミュニケーションがとれるようになってきたのがこの頃でした。

夫がひとりで双子をお散歩に連れて行ってくれる時間も増えて、その間に私はリフレッシュすることができるようになりました。私はとにかくひとりになる時間が欲しかったので、夫にもそれを伝えるようにしました。この変化で夫を信頼できるようになりましたね。

6407ba6bebd95ef29ad02c32fe91a7e9-1668520549.jpg

夫に話すこと 話さないこと

うちの場合は、夫にはあまり育児相談はしません。育児に悩んだ時は、保育園の先生や子育て相談の方に話します。夫はあまり深く考えない性格なので、私が悩んでいることとのズレを感じてしまって、イライラしてしまう時もあります。第三者に相談した方が自分が納得できるし、すっきりするんです。

逆に夫に話すのは、私が日々感じる気持ちですね。「双子にイヤイヤされて腹が立った」とか、「子どもたちが今日こんなことをしていてかわいかったよ」とか、感じたことをちょくちょく伝えています。

子どもたちが赤ちゃんだった時期は、夫と気持ちのすれ違いが多かったので、感情的な部分で共感し合うことができなかったんですよね。育児の悲しいことも嬉しいことも、全部自分の中だけで閉じ込めてしまっていた時期は、すごく悲しかったし、孤独でした。だから今は、夫と気持ちを共有できることを嬉しく思っています。

3bc4e2d83e28ee6106b8411ce41631aa-1668520630.jpg

ママの私が自分に戻る時間

双子育児をしていく上で大事だと思っているのが、自分に戻る時間です。気持ちも体力も続かなくなってくるとイライラしてきてしまうので、パパに双子をみてもらっている間に自分ひとりの時間を作るように心がけています。

双子が3歳になって、やっと少しずつ自分自身を取り戻してきた感覚があります。それ以前は、ひとりになる時間があっても、家でとにかくゆっくりしたくて外に出る気力が湧きませんでした。でも今は、せっかくなら外出しようと思えるようになりました。

blank_1200x80.png
■編集部からひとこと

「今はパパと共感できることが増えて嬉しい」と笑って話してくれたママさん。                   すれ違いの時期があったからこそ、気持ちの共有ができる今の嬉しさをかみしめているように感じました。また、家族のためにも「ママが自分に戻る時間」を大切にされていることも印象的でした。人によってリフレッシュ方法は違うと思いますが、お話を伺ったご家庭のように、家族で協力をしながら、それぞれに合う方法で育児をしていけたらいいなと思います。

誰にも否定されず本音が話せる場所!lineオープンチャットで気軽にやり取りできる双子の部屋に参加する。
大人の声が聞きたいときに。音声でいつでも楽しく雑談できるバーチャル空間「oVice」でそばで話しているような感覚になれる双子の広場に参加する。

一覧に戻る

この記事をシェアする

ツイートする
Facebookシェア

KEYWORD

キーワードから記事を探す

SEARCH

お悩みから記事を探す

TOPIC

最新記事

  • 支援者インタビュー   これまで出会った多胎ママパパに、今日少しでも元気でいてほしい
    支援者インタビュー これまで出会った多胎ママパパに、今日少しでも元気でいてほしい
  • 【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.5】 炊いたごはんの提供にも営業許可が必要? 編
    【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.5】 炊いたごはんの提供にも営業許可が必要? 編
  • 【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.4】 防火対策は大丈夫? 防火対象物使用開始届出 編
    【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.4】 防火対策は大丈夫? 防火対象物使用開始届出 編
  • 【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.3】 沐浴だけど銭湯?! 公衆浴場営業許可申請 編
    【「ふたごハウス」居場所づくりのトライアンドエラー vol.3】 沐浴だけど銭湯?! 公衆浴場営業許可申請 編
  • 全国の多胎支援情報
  • 多胎ママの声

インタビュー協力者を
随時募集しております

あなたの経験を
未来の多胎ママパパに伝えませんか?
詳しくは公式LINEより
お問い合わせください。

公式LINE
TOP