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【私と家族の向き合い方 vol.1】子どもの成長、私ひとりじゃ勿体無い(後編)

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■今回の記事は…
パートナーとの家事や育児の分担、両親や義理の両親との関わりなど、環境によって多胎育児に関わる家族の参加状況もさまざま。後編の今回は、前編と同じ関東在住、双子(小学校3年生)の女の子のママさんから、ママパパの両親との向き合い方や、ママさんの感情の向き合い方についてインタビューした内容をご紹介します。

<<掲載写真はイメージです。提供:つなげる応援団>>

私の母、夫の母の力を借りて

出産後双子を連れて自宅に帰ってからは、両親が近くに住んでいたので、平日は私の母に泊まりがけで手伝ってもらっていました。1か月が経った頃、実母がヘロヘロになってしまったので、義理の両親に「まだひとりでやる自信がないので、申し訳ないのですが手伝いに来てもらえませんか」とお願いしました。

実は義理の母には双子を育てた知人がおり、その方から「すっごく大変だから、手伝ってって言われたら手伝いに行ってあげなさい」って言われていたみたいで。「言ってくれたらいつでも行ったのに」と言い、スムーズに来てもらえることになりました。そこからは隔週で私の母、夫の母に平日は来てもらい、徐々に来てもらう日数を減らしながら1年弱程度その生活を続けていました。

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私がやりたいこと、母に任せたいこと

私はすごくこだわりがあったと思うので、自分でやりたいことと、私の母や夫の母に任せたいことはきっちり分けていました。双子のおむつ替え、ミルクや食事、汚物系の処理、家事では掃除と洗濯は私がやるので、母たちには、子どもたちとの遊びや、大人用の食事作り、他の家事を手伝ってくださいと伝えていました。

例えばおむつ替えを任せて、漏れてしまうことがあった時に、洗濯物が増えると私が余計にイライラしてしまうと思ったので、自分でやるようにしていましたね。ミルクの場合、慣れていない人があげた時に飲む量が減ってしまうことがあったので、自分でやりたいことは伝えるようにしていました。汚物系の処理に関しては、両親たちに病気がうつったりすると大変なので、なるべく触らせず、自分でやるようにしていましたね。

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怒るときは誰かがいる前で

私は今でも感情のコントロールが難しいことがあって、イヤイヤ期ぐらいから子どもたちにイライラしてしまい、怒ることが増えていました。そんな時、夫には「今日はこういう理由で、こんなことをやった」と全部話すようにしていました。

あとすごくイライラした時は、人がいる前で怒るんですよね。私と子どもだけだと、みんなでワーッとなってしまうので、なるべく人がいる前で怒って、子どもの逃げ場を作るようにしていました。

怒ったことで子どもが交互に泣き、気づくと1時間くらい経っていることもありました。そんな時、怒らなきゃよかったって気持ちになります。

誰かがいると、その人に私の怒る理由をわかってもらえるし、その人が子どもたちにダメな理由を話してくれたり、慰めたりもしてくれるので、人前で怒るようにしていましたね。

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子どもを褒められることは私も嬉しい

「かわいいね」とか「かしこいね」って子どものことを褒めてくれることがすごく嬉しいです。自分が育児で頑張ってきた成果が出たような気がします。子どもが「かしこいね」とかって褒められると、こっちもかしこくなった気になります。

実は私は産後うつを経験していて、そのサイクルの時期には周囲に「今は凹みやすいから、あまり強いことは言わないでね」と予防的に伝えていました。それで周りが気を使ってくれることもあったんだろうなと思います。

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ママの気持ちの整理

私は自分の思っていることをはっきり言えるタイプです。はっきり言えないとか、言葉が得意じゃない人だったら文字に書くとかもいいなって思います。

あと自分の気持ちの整理について、やはり辛い状態のままで我慢するよりも、何をしたら自分が楽になれるのか、お互いが楽になれるのかも大切だなと思います。楽にできるためには何をしたらいいかな、ママの手を抜けるところはどこかなって、考えることが私は好きです。

だから今、大変な思いをしているお母さんたちも、そういうところを言葉や文字にできたらいいなって思っています。

  

  

  

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■編集部からひとこと

ママさんがママ自身の気持ちをコントロールするための行動をとっていることが印象的でした。子育てをする中で、やはりママさんの気持ちも明るく元気にいられることも大切だなと感じました。お話を聞かせていただき、ありがとうございました。多胎ママパパが誰かと話したい、気持ちを聞いてほしいと思った時は、オープンチャットやふたごのひろばに立ち寄ってみてくださいね。

誰にも否定されず本音が話せる場所!lineオープンチャットで気軽にやり取りできる双子の部屋に参加する。
大人の声が聞きたいときに。音声でいつでも楽しく雑談できるバーチャル空間「oVice」でそばで話しているような感覚になれる双子の広場に参加する。

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